アート数奇とは?
アートって抽象的で、何がいいのか正直分からない…
そう思ったことはありませんか?
私自身もこの疑問に直面し、現代アートをもっと詳しく知りたいと思った頃、
- ネット上に情報はあるものの、アートを観る側が知りたい情報が少ない
- 本で知ろうと思い600ページ近くある図鑑に手を伸ばし、興味が削がれる
- 実際の作品を観て何か得ようとしても、結局分からない
といった経験をしました。
そんな苦しい状況がしばらく続いたある日、アート作品をコレクションするという身銭を切る経験をきっかけに「現代アートって面白い!」と思えるようになりました。
そして、購入したアート作品を飾ってみたら家の雰囲気が一気に変わってオシャレな空間になり、日常で見過ごしていた刺激を取り戻せた感覚になりました。
感覚的ではありますが、アートの割り切れない楽しさを感じた瞬間でした。
さらに、ひとつのアートコレクションをきっかけにアート鑑賞が楽しくなり、現代アートに関するさまざまな発見も増えていきました。
私の場合は身銭を切ることでアートの面白さを発見しましたが、そもそもアートを観る側が知りたい情報がまとまっている場があれば、もっと早くアートを楽しめたはずです。
そうすれば、私のような苦い思いをすることなく、アートの面白さへ一直線に進める人が増えるのではないか。
こうした経緯でできたのが「アート数奇(あーとすき)」です。
アートの割り切れない楽しさを見つけるブログ
アート数寄とは、アートを観る側が知りたい情報を中心に、アートの割り切れない楽しさをまとめているブログです。
私自身がアートの魅力に気づくまでに経験した
- 「知っていればさらにアート鑑賞を楽しめたのに…」
- 「先にこの情報を知っておきたかった…」
といった内容を中心に、私自身が経験した「アートに関する発見のシェア」をしています。
アートの楽しさを知ることは、正解のない世の中で自分なりの楽しみ方を発見する感覚と似ていると思います。
本ブログを通して、アートを通したあなたなりの楽しさ、感性を見つけるきっかけになれたら嬉しいです!
サイト名「アート数奇」の由来
「数奇(すき)」とは、「風流の道(特に茶の湯)を好む」という意味があります。
語呂合わせによっては「好き」という風にも聞こえてくる言葉です。
そして、数奇の「き」は奇数の「き」が含まれています。
奇数は割り切れないこと、これをアートを観たときの感情的に割り切れない、だけどなんだか好きという気持ちと掛けています。
好きだけど言葉にはできない良さ、それをそのままとして楽しんでもらえたら嬉しいです。
数奇の言葉の意味については、こちらも参考にしています。
よくお茶室の天井を半分でとめているのがあります。
ー引用)利休と芭蕉(著:境野勝悟 致知出版社)
半分は天井を張って、半分はわざわざ屋根裏を見せています。
大して金はかからないから全部張ってもいいのに、半分でとめるのです。
半分は贅沢を凝らして、半分は何も張らない。
これは感情的には割り切れません。
その割り切れないところを、あるがまま、そのままとして愛するのです。
・・・割り切れない床柱や天井を見て、そこでにっこり笑って「もとのままでいいじゃないの。このままでいいじゃないの」という。これが数奇です。
4つのカテゴリで抽象的なアートの世界を分かりやすくご紹介
アート数奇では初めてアートに触れるところからアートコレクションに至るまでの流れを「観る」、「知る」、「買う」、「飾る」4つのカテゴリに整理して、アートについての面白い発見をご紹介しています。
それぞれのカテゴリで扱っている内容と得られることをご紹介します。
1. 観る
「観る」では、東京で開催されている展覧会の鑑賞レポートを中心にまとめています。
このカテゴリを見ることで、多様な表現のアート作品と出会うことができます。
掲載している作品ひとつひとつの写真は、その場の空気感も閉じ込めるように意識して撮影したものを使用しています。
実際に足を運んだ展覧会をご紹介しているので、まずはさまざまな媒体、技法によるアートを写真を通して楽しんで観てみてください。
また、アート作品には実物だからこそ味わえる質感や重厚感、存在感があります。
「観る」でチェックした展覧会の中で気になったアーティストとその作品があれば、直接展覧会へ足を運んでみるのがおすすめです。
私見ですが、展覧会に込められたテーマや想いは会期後も残っていて、ふとした時に見返せるといいなと思ったりしています。
時間を置いて見返す機会があることで、新たに得られる発見もあるはずと。
そういう意味で、あの時の展覧会をいつでも「観れる」場所にもなればいいなという想いもあって、鑑賞レポートをまとめています。
2. 知る
「知る」では、アート鑑賞で目の当たりにする用語・作品についての解説や書籍、統計データといった、知識としてのアートをご紹介しています。
このカテゴリを見ることで、アートの豆知識を得ることができます。
アートはある程度の予備知識があれば、作品理解の一助となってくれます。
例えば、作品制作の背景を知れば、作品の見方が変わることもしばしば。
作品をより深く楽しみたい方、作品を観ても何を感じればいいのか分からない方はこちらを参考にしてみてください。
また、アートの統計データ紹介はあまり特集されない分野だと思うので、数値的にアートを紐解いて理解したい方におすすめです。
3. 買う
「買う」では、体験談も交えたアート作品の購入についてご紹介しています。
このカテゴリを見ることで、知識ゼロから始めるアートコレクションの仕方をチェックすることができます。
アートに関心がある人でも、実際の購入に至る割合は2割と言われています。
そのため、アート作品を購入する人自体がレアケースです。
しかも、少ない予算でアート購入をしたことがある人は、周りになかなかいません。
そのため、初めての作品を購入するときは、なぜ作品を購入したくなるのか、金額感はどのくらいなのか、どこで買うものなのか、どうやって選ぶのか…と、疑問だらけだと思います(実際に私はそういう体験をしました)。
このように疑問だらけだと、アートコレクションをする最初の一歩が重くなってしまいます。
その一歩を少しでも軽くできるように、実体験も交えてアート購入のいろはをまとめています。
4. 飾る
「飾る」では、アート作品を家に飾る時のポイントや、作品の保管方法についてご紹介しています。
このカテゴリを見ることで、アート作品を大切に扱いながら長く生活を共にすることができます。
アート作品を購入したなら、目に見える場所に飾って楽しみたいですよね。
しかし、どこにでも飾って良いというわけではなく、飾る場所によっては作品に傷をつけてしまう可能性もあります。
そこで、「飾る」では飾る時のポイントや、作品の劣化を防ぐためにチェックしておきたいポイントをまとめています。
これはポスターや写真などを飾る際にも応用できる内容ですので、アート作品に限らず、生活空間を彩る際の参考にしていただけたら嬉しいです。
以上の4つのカテゴリは、どれからでも読み進められるようにしています。ぜひ興味のあるものから覗いてみて、あなたならではのアートの割り切れない楽しさを見つけてみてください!
運営者プロフィール
名前 よしてる
1993年生まれ。会社員をしながら、現代美術を中心にアートに関する疑問解消を助ける記事を、自身の勉強も兼ねて発信しています。
趣味
- アート鑑賞(ギャラリーや美術館で観たり、本や統計、論文などで知ったことを自分なりの言葉にして発信しています。2021年より無理のない範囲で作品購入も始めました。)
- 写真撮影(愛機はFUJIFILM XT-2)
- パルクール(ある程度の壁であれば登れます。)
好きな動物
うずら(いつかうずらの写真集を出したいな、と思っています。)
アート数奇の実績
2年で1万PVを超えるようになりました。
当ブログデザインで活用しているWordPressテーマ「JIN:R」の公式サイトに「デザインが参考になるブログ」として掲載いただきました。
美術ブログ、現代美術、美術鑑賞・評論カテゴリのPV数で登録ブログ中1位を獲得。
特に美術ブログでは8,245サイトの中でトップをいただきました。
リンクについて
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リンクを行う場合の許可や連絡は必要ありません。
リンク設定の際は「https://yoshiteru-blog.com/」へのリンクである旨を明示ください。