ギャラリー

WHAT CAFE EXHIBITION – Unlimited –|現代アートと出会える交差点

こんにちは!よしてる(@uzuraism_)です。

今回は天王洲にある「WHAT CAFE」にて開催した展覧会「WHAT CAFE EXHIBITION – Unlimited –」の模様をご紹介します。

この記事を読むとこんなことが分かります。

・若手アーティストとの出会いを楽しめる「WHAT CAFE」を知れる
・cco Yoshimuraさん、佐々木光さん、U-kuさんとその作品について知れる

WHAT CAFEでは定期的に新しいアートと出会えるので、「いろんな現代アートと出会いたい!」という方におすすめです。

それでは、今回の展示の模様を観ていきましょう!

WHAT CAFEとは

WHAT CAFEとは、アートとカフェの両方を楽しめる場所です。

アートについては、展覧会の会期ごとに作品をすべて入れ替えていて、アーティストにとっては作品の披露と販売の機会を、来訪者には年間を通して数百点の作品と出会える場を提供しています。

WHAT CAFEの特徴についてはこちらにもまとめてます。

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展覧会「WHAT CAFE EXHIBITION– Unlimited –」とは

今回の展覧会では、ストリートやポップ、グラフィック、アクリル絵画、日本画、写真、彫刻といった、多彩なアーティスト11組によるアート作品が集結していました。

会期中に展示の入れ替えがあったようで、今回は会期中の前半に行ってきました。

展覧会の中で気になった作品をご紹介

今回の展示作品の中から、個人的に気になった3名のアーティストをご紹介します。

cco Yoshimuraさん|描かれた食品から「人と過ごす幸せ」を感じる

《solitary eating habits》
2021、アクリル,キャンバス

cco Yoshimuraさんは1987年京都生まれのアーティストです。

実家がフレンチレストランを営んでいて、物心ついたときから厨房やフロアで過ごしていたようです。

デザイン会社、IT企業勤務を経て、現在も会社員をしながら作品制作をされています。

制作のテーマは「楽しい思い出」「楽しそうな人の記憶」「美味しい食べ物」「shepherd’s purse」で、2020年以降は「人と過ごす幸せ」を表現するものが多いようです。

今回も、食品を描く作品をメインに展示されていました。

《solitary eating habits》
2021、アクリル,キャンバス

ひとりで食べても、美味しいものは美味しい。
みんなで食べると美味しくて楽しい。
Even if you eat alone, good food is still good food.
It’s delicious and fun to eat together.

そんな言葉が添えられていた作品です。

シズル感のある食事達がまるで踊っているような作品に、食欲をそそられます。

色鮮やかな食事は生活に彩りや会話=楽しみをもたらしてくれているんだなぁと感じます。

そんな中で、食材ロスや「いただきます」という言葉をあまり意識しなくなっていることにも立ち返り、当たり前にあるものほどさりげない感謝をしていける自分でありたいなと、そんなことを考えながら観ていました。

《shepherd’s purse》
2021、アクリル,キャンバス、1167mm × 910mm

食材となる家畜を描くシリーズ作品。

「いただきます」という言葉があまり使われなくなっている現状や、食材ロスに対して思うことを表現されています。

赤い背景には暖色と寒色を織り交ぜた花が舞い、そして下の方には牛と思われる動物も描かれています。

タイトルの和訳であるナズナ(ペンペングサ)も描かれています。

ナズナの花言葉「I offer you my all(あなたに私のすべてを捧げます)」という言葉に、食材となっていく家畜の献身さが込められているようです。

《BLM》(左からナズナ、ミスミソウ、カモミール)
2021、アクリル,キャンバス,五合枡、100mm × 100mm

BLM(Black Lives Matter)とは、アフリカ系アメリカ人のコミュニティを起源とする国際的な人権活動、黒人に対する暴力や、制度的人種主義に対抗する運動のことです。

人の尊厳に対してのメッセージを込めた作品のようで、描かれている作品の花言葉は

・ナズナ  :「I offer you my all(あなたに私のすべてを捧げます)」
・ミスミソウ:「confidence(信頼、自信)」
・カモミール:「patience in adversity(逆境に耐える)」

でした。

日本ではBLMという国際問題を肌で感じる機会は少ないですが、作品を通して、世界で起きていることへの関心をもつきっかけになるのではないでしょうか。

佐々木光さん|ガラスと他素材を組み合わせた空間表現

《Wave_G #3》
2020、ガラス、H300mm × W300mm × D55mm

佐々木光さんは1991年岩手県生まれの造形作家です。

京都造形芸術大学 美術工芸学科を卒業後、富山ガラス造形研究所で4年間ガラスを学ばれています。

「自分の辿った軌跡と視覚的な記憶」をテーマに、ガラスと他素材を組み合わせた空間表現を追求した作品を制作されています。

今回はガラスを糸のように細くして、何層にも重ねている作品が展示していました。

《Wave #6》
2021、ガラス、H195mm × W115mm × D115mm

波のように軽やかな印象を受けた作品。

見る角度によって表情が変わり、常に可変する水の一瞬を捉えているようでした。

作品を観て感じたのは、「行雲流水」でした。

コントロール出来ないことに執着せずに、ときには自然の成り行きに身を任せて、他にできることを、ガラスの躍動感になぞらえて感じました。

U-kuさん|水彩絵具を微妙なバランスで混交し描く作品

《upstriam》
2021、水彩絵具,顔料,純金箔,銀箔,和紙、910mm × 910mm

U-ku(ユーク)さんは1989年兵庫県生まれのアーティストです。

水彩絵具を微妙なバランスで混交し、ファンタジーのような作品を描いている作品を制作されています。

《夏祭り》
2021、水彩絵具,マーメイド紙、333mm × 190mm

夏祭りの縁日がどこでやっているのかを探す方が難しくなった今、水風船のヨーヨーの模様を彷彿とさせる作品が並んでいました。

《君と向き合う時は》
2021、水彩絵具,純金箔,マーメイド紙、180mm × 180mm

作品の中には小さな妖精のようなモチーフも描かれていて、軽やかな踊りをしていたり、魔法をかけているように見えます。

恒例の季節行事というのがなくなるさみしさを無意識に感じている自分を発見し、少なくとも自分でコントロールできる行事は大事にしていきたいなと感じたのでした。

まとめ|新たなアートとの出会いの場でゆったり鑑賞

今回ご紹介したアーティストは、僕自身初めて観たものばかりでした。

どんな作品を展示しているのか分からない状態で鑑賞に行きましたが、今回も興味を感じた作品と出会うことができました。

最近はアーティスト自身によるSNS発信からもアートに出会いやすくなっていますが、作品を直接観て「これいいな」となるのが未だにしっくりきます。

「今の自分はこういう作品に惹かれるんだな」という自分の中での発見につながるのも面白いですし、現代アートと出会える交差点だなと感じる展覧会でした。

まだ間に合うぞ!という方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

展示会情報

展覧会名WHAT CAFE EXHIBITION – Unlimited –
会場WHAT CAFE
東京都品川区東品川2丁目1−11
会期2021年7月31日~8月29日
開廊時間11:00 ~ 18:00
サイトhttps://cafe.warehouseofart.org/
観覧料無料
作家情報cco Yoshimura さん
Instagram:@icco_yoshimura
佐々木 光 さん
Instagram:@hikari_sasaki
U-ku(ゆーく) さん
Instagram:@ukuwatercolor

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よしてる
東京でアート巡りををしながら「アートの割り切れない楽しさ」を探究している理系男子です。会社員をしながら、週末アートウォッチをしています。 2021年から無理のない範囲でアート作品の購入も始めました。 好きな動物はうずら。

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