ギャラリー

カイカイキキギャラリー「HEALING × HEALING」|人と芸術を結びつける

こんにちは!よしてるです。

前回のアートフェア東京の帰り道で、カイカイキキギャラリーの展覧会も観てきました。

・カイカイキキギャラリーって何?
・ギャラリーはどこにあるの?
・どんな展覧会やってるの?

そんな方向けに、こんなことが分かるように書いていきます。

・カイカイキキギャラリーについて分かる
・ギャラリーの場所について分かる
・展覧会「Healing×Healing」の様子をご紹介

では観ていきましょう!

カイカイキキギャラリーとは?

カイカイキキギャラリー(Kaikai Kiki Gallery)とは、2008年にオープンした村上隆さん主宰のギャラリーです。

オープン当初はビューイングルームの場として一部のゲストへの公開に限られていたようですが、そこから一般向けに作品を公開するギャラリーになった経緯があります。

アーティストのマネジメントと作品販売もしていて、アートの社会的価値の創造をする場としての活動を行っています。

出典:カイカイキキギャラリー

カイカイキキギャラリーの場所とアクセス

「観に行くにしても場所が分からない!」

という方もいると思うので、簡単にアクセスをご紹介します。

駅から少し歩くんですよね。

「知ってるよ!」という方は読み飛ばしていただけたらと思います。

ギャラリーは東京都元麻布にあります

ギャラリーの場所は元麻布という場所にあります。

ギャラリーは地下1階にあるので見落としやすいですが、展覧会中は看板が出ているので見つけやすいと思います。

電車でのアクセス

広尾駅(日比谷線)から行くパターン

広尾駅からは徒歩10分ほどです。

有栖川宮記念公園の横を歩く感じで、春なら桜を楽しみながら散策気分で向かえます。

麻布十番駅(都営大江戸線/南北線)から行くパターン

麻布十番駅からは徒歩18分ほどです。

道中が坂道なので、ちょっと厳しいなぁという人はバス利用がおすすめです。

バスでのアクセス

都営バスで行くパターン

バスで行くなら愛育クリニック前(橋86)下車ですぐ近くまで行けます。

広尾駅前(広尾橋)か麻布十番駅前以外にも、目黒駅や新橋駅からも向かうことができます。

「駅から歩くのはちょっと」という人にとっては便利ですね。

乗車料金は大人210円、子供110円(IC105円)です。

ちぃばすで行くパターン

ちぃばすとは港区コミュニティバスのことで、100円で乗車できるお財布にやさしいバスです。(未就学児は無料)

麻布西ルート(広尾駅~麻布十番駅前(一の橋)~六本木けやき坂~広尾駅)で乗車して、愛育クリニックで下車して徒歩数分で到着できます。(下車場所は都営バスの方よりちょっとだけ遠いくらいです)

都バスよりも区間は短いですが、おすすめの交通手段です。

『HEALING × HEALING』の模様

今回は村上隆さん自身がキュレーションをした「HEALING × HEALING」展覧会の模様を感想を交えてご紹介していきます。

海外で開催していた展覧会が日本でも開催

「HEALING展」は去年 PERROTINの韓国・ソウル、パリ、そして上海の3つの展示場で行ってきました。

各会場ともに非常事態宣言やロックダウンの中開催され、パンデミックが広がる状況下でどういったものが人と芸術を深くむすびつけられるか、という問いに対しての思考、体験が発想の源泉になっているそうです。

展覧会の紹介文から、展覧会開催中のギャラリーや会社経営の苦悩がうかがえます。

「HEALING × HEALING」という展覧会テーマは、現代アート・シーンにおける“スーパーフラット”と“バブルラップ”の文脈上で機動しているもののようです。

スーパーフラットとは?

村上隆さんが展開している現代美術の芸術運動、概念のことです。
平面的で二次元的な絵画空間を持ち、余白が多く、遠近法などの技法をあまり使わないといった、伝統的な日本画とアニメーションのセル画とに共通して見られる造形上の特徴を抽出した概念をいいます。

今私たちが“アート”と定義しているものは西洋美術史が歩んできた道を表しているにも関わらず、ここ東洋には私たち独自の歴史があるという歪みがあり、うまく接続出来ずに来ていました。東洋のアーティストが世界の中で確固とした立ち位置を表明し、生き残るためには、文化の衝突を解決せねばなりません。その為の理念が「スーパーフラット」でした。
ー引用:カイカイキキギャラリー

バブルラップとは?

アートムーブメント「もの派」と「スーパーフラット」の間にあったバブル経済の頃の、名付けられることのなかったアートムーブメントの呼称のことです。

“もの派”と“スーパーフラット”の間のバブル経済と重なった時期ついて、ユーモアを交えて名付けた“バブルラップ”は、「スーパーフラット」を更に強固にしてゆくムーブメントの新しい提唱を出版の形で世に問います。
ー引用:カイカイキキギャラリー

日本での開催は1週間前に急遽開催を決めて展示に至っているようですが、準備期間の短さを感じさせない圧巻の展示でした。

(参考:カイカイキキギャラリー

展示の様子

今回の展覧会はグループ展で、大きく2つの部屋に分けた展示をしていました。

《入口すぐの部屋の展示風景》

一つ目の部屋がこちら。

なんといっても、中央に立つゾンビの存在感に目が行きます。

《村上隆さんの作品》

シリコンでできているようで、すべて植毛しているそうです。
そして驚きなのが、制作には4年ほど費やしているとか。
4年でこんなリアルなものができるんだ…すごい…。

村上隆さん自身初のゾンビで、隣に立っているわんこ含め、非常にリアルです。

今回は身体のリアルさを見つつ、基本足元を見ていました。(基本、怖い系は苦手です…)
足元も細部まで作りこまれていて、いつも歩いてるコンクリートそのものに観えます。

ゾンビ苦手な方もいるとおもうので、そんな方は足元を中心に観てみましょう。

《TENGAoneさんの作品2つ》

東京を拠点に活動するストリートアーティストの方の作品。

アーティスト名TENGAoneとは、「画が天職(天画)」からきているそうです。

段ボールのように見える作品は、段ボールを模して作っているようで、言われないと気づけない精巧さでした。

《Mr.(ミスター)さんの作品》

かわいい少女をアニメ風に描いているアーティストさんです。

よく見ると、目の中にもちっちゃなキャラクターが。

普段の生活の中でみるアニメがアートになる、新たな視点を開拓している作品を観ることができました。

《畳の部屋》

つづいて、お隣の畳の部屋へ。

こちらは靴を脱いで鑑賞するスタイル。


《青島千穂さんの作品》

かわいらしく、癒される陶芸作品。

もともとはイラストレーターのソフトを使って作品制作をされていたところから、手描きの作品も制作しているようです。

生と死や異界との対話がテーマの中にあるようですが、そんなことを感じさせない、異界が自然と日常へ溶け込んでいる姿が垣間見えました。


《かいかいときき》

このキャラクターの名前は、狩野派の一派である京狩野3代目の狩野永納が、狩野永徳の偉業を讃えていった「恠恠奇奇」という言葉から来ているそうです。

村上さんの会社名にもなっている 恠恠奇奇=カイカイキキ 、その社名をキャラクター化したのがこの2人です。(Zingaro


《ナカザワショーコさんの作品》

ナカザワショーコさんは、サンショウウオをモチーフにした怪獣ソフビや絵画を制作しているアーティストさんです。

部屋の奥の方にちょこんと立っていて、「歩いていればいいことあるよ!」と励ましてくれているような、ユルい表情がかわいかったです。

まとめ|人と芸術が一つの空間で交わり得られるもの

会場をめいっぱいに使た精巧なアート空間でした。

生活様式の変化が起きて一年弱、人と芸術を結びつけるものってなんだろうな、と思いながら鑑賞をしました。

写真を見返して思うのは、やっぱりギャラリー空間で観るを通して繋がることが、鑑賞者にとって大事だなということ。

写真と作品そのものでは、発信できるエネルギーそのものがちがいます。
「空間にいる」という感覚までは写真では伝えきれないからです。

タイトルのHealing=癒しという言葉も、人と芸術どちら側も持っている「癒しの要素」が一つの空間で交わることで、パワーを発揮するのではないかなと考えていました。

感染対策という新たな装備が必要になっても、空間を十二分に使って体感する場にはなるべく足を運んで観ていきたい、そう思います。

会期が短いため、いけない方もいらっしゃるかと思うので、そんな人は一部ではりますが、雰囲気だけでも感じ取っていただけたらいいなと思います。

展示会情報

展覧会名HEALING × HEALING
会場カイカイキキギャラリー
会期2021年3月18日(木)- 2021年3月27日(土)
※閉廊日:3月22日(月)、3月23日(火)
開廊時間11:00〜19:00
サイトhttp://gallery-kaikaikiki.com/
観覧料無料
ABOUT ME
よしてる
東京でアート巡りををしながら「アートの割り切れない楽しさ」を探究している理系男子です。会社員をしながら、週末アートウォッチをしています。 2021年から無理のない範囲でアート作品の購入も始めました。 好きな動物はうずら。

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