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「TRiCERA × WHAT CAFE」|天王洲でアート×カフェを楽しむ

よしてる
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今回は天王洲にあるアートとカフェを楽しめる「WHAT CAFE」のご紹介と、展覧会「TRiCERA x WHAT CAFE double exhibitions」の模様をご紹介します。

この記事を読むとこんなことが分かります。

  • 新進気鋭アーティストの作品展示が観れる
  • 比較的経済的にアート購入ができ、アーティストの応援もできる
  • 会期ごとにすべての作品を入れ替えていて、数多くのアーティストと作品に出会える

今回ご紹介するWHAT CAFEは定期的に展覧会を開催しています。これからの活動に期待が集まる若手アーティストの作品鑑賞にもおすすめです。

では、施設の空間含めて展覧会の模様をみていきましょう!

WHAT CAFEとは?

まずは、WHAT CAFEがどんな場所なのかをみていきましょう。

天王洲にあるアートスポット

WHAT CAFEの特徴はこちら。

  • 展示は現代アートがメイン
  • これからアート界を担う若手アーティストの作品を多く展示
  • 年間を通して数百点の作品と出会える
  • 気に入った作品は購入も可能

さまざまなアートを観れる分、自分にとってのアートを探すにも丁度良い場所です。

また、WHAT CAFEはイベントも開催していて、最近では「ART MARKET TENNOZ 2021」というアートの見本市も開催しています。

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併設カフェで休憩やコワーキングもできる

WHAT CAFEはアート展示をしているギャラリーである一方で、カフェ利用もできるところが特徴です。コーヒーはもちろん、ランチ利用もできるので、小腹がすいた時の食事スポットにもなります。

また、Wi-Fi環境も整っているため、コワーキングスペースとしての利用もできるのがありがたいところ。アートに囲まれながら仕事をするとインスピレーションを得られそうで、創作意欲も向上しそうです。

食事やコーヒーを楽しみながら、気軽にアートに触れるのに最適な場所です。

TRiCERA x WHAT CAFE double exhibitionsを鑑賞

現代アートといっても、どんなアートが鑑賞できるのでしょうか。

今回はTRiCERA x WHAT CAFE double exhibitionsから抜粋して、どんな作品が展示しているのかを一部ご紹介していきます。

青木志子(日本画家)

青木志子(あおき ゆきこ)さんは神奈川県出身の日本画家です。大学で日本画を専攻した後、桜やあじさい、だるまなどの日本に根付いているモチーフを日本画で描いています。ホテル雅叙園東京常設展示に収蔵されているようで、そちらの作品もいずれ観てみたいです。

今回の展示では可愛らしい動物が描かれた作品が多く展示されていました。

ひなたぼっこ

《ひなたぼっこ》
青木志子、麻紙,岩絵具,膠(にかわ)、F6号

蓮の葉からその地で生き続けてきた歴を感じる色味で、その上には休むカエルの姿が描かれています。カエルよりも先輩な蓮の葉の包容力を感じる作品で、包容力が次世代に命を紡いでいているなと感じました。

ユメヲミル

《ユメヲミル》
青木志子、麻紙,岩絵具,膠(にかわ)、F8号

ゆるりと暮らしているパンダ、そこはまるで桃源郷のように見えます。日本画で描かれたパンダは物腰やわらかで、夢に出てきてくれたら癒されそうです。

桑原理早(日本画家)

桑原理早(くわはら りさ)さんは東京都出身の日本画家です。異なる種類の和紙を重ねて描き、人の動きの連続性を表現しています。

ひとつの側面だけでは人は表現できないという観点でみると、パブロ・ピカソのキュビズムの「カメラや目がとらえる定点だけでなく、頭がそれを分析処理する過程も理解しよう」とする概念を彷彿とさせます。

《陰陽》
2021、桑原理早、高知麻紙,墨,膠(にかわ),岩絵の具,薄美濃紙、F10号

右向きと左向きの、2つのポーズを重ね合わせた作品。陰陽というタイトルもあり、陰陽のマークで有名な陰陽太極図(いんようたいきょくず)を思い出します。

服装が学生服のようなところから、青春時代の大事な思い出と、当時はつらかった思い出、両方を抱えている様子を表しているのかなと感じました。

毎日

《毎日》
2021、桑原理早、高知麻紙,墨,膠(にかわ),岩絵の具,薄美濃紙、F3号

こちらはカラーの作品。毎日の生活風景を重ねているようで、1日の様子を1枚の画にまとめているようです。モノクロの女性は1日のプレイバックのように表れていて、その奥にいるカラーの女性が一日の終わりを迎えたライブの姿にみえました。

和紙の温かみもあって、素敵な作品でした。

馬嘉豪(現代美術家)

馬嘉豪(マ・ジャホウ)さんは中国出身のアーティストです。平面から立体まで、表現豊かな展示をされていました。

さくらパレード

《さくらパレード》
2020、馬嘉豪、キャンバスにアクリル絵具、160×1250mm

イラストのタッチから、以前観た会田誠さんの「天才でごめんなさい」展の作品達を思い出していました。顔は制服に隠していて、幼少期の遊びをしているような無邪気さを感じます。

それと同時に匿名性もあり、突拍子もない行動をすることで何者かになろうとしているようにもみえます。突飛な卒業旅行を楽しんでいるような、大人が手を伸ばしても捉えられない好奇心を描いているような作品でした。

額の外へ

《額の外へ》
2021、馬嘉豪、キャンバスにアクリル絵具,粘着剤、1050×880×30mm

代名詞でもあるプラスチック製の小さな人体模型を使用した、立体が額の外に並べられた作品。スクランブル交差点以上の人混みが描かれたキャンバス内から脱出するかのように配置された人体模型は、どこか余裕のある雰囲気を出しています。

額という枠組みから飛びだす一歩が、何者かになるための一歩になるかもしれないと語りかけられているようでした。

テイストの異なる2つの作品を観ていると、アーティストの表現の幅も感じることができました。

まとめ:カフェでアートとの出会いを楽しもう

天王洲にあるWHAT CAFEとその展覧会をご紹介しました。

他にもたくさんのアーティストが作品を展示していて、「あたたにとってのアート」を発見できる場所だなと思いました。

  • 若手アーティストの作品を観たい
  • いろんなアートを観てみたい
  • 気分を変えられるカフェで休憩したい

いろんな要望に答える場になっているので、展覧会開催時期に合わせて遊びに行ってみてください!

展示会情報

展覧会名TRiCERA x WHAT CAFE double exhibitions
会場WHAT CAFE
東京都品川区東品川2-1-11
東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅中央口徒歩5分
東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅B出口徒歩4分
JR 品川駅 港南口徒歩15分

最新情報はInstagramをチェック!

ABOUT ME
よしてる
1993年生まれの会社員。東京を拠点に展覧会を巡りながら「アートの割り切れない楽しさ」をブログで探究してます。2021年から無理のない範囲でアート購入もスタート、コレクション数は25点ほど(2023年11月時点)。
アート数奇は月間1.2万PV(2023年10月時点)。
好きな動物はうずら。
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