ギャラリー

金巻芳俊「空蝉センシビリティ-第 II 期-」|心の多様性に触れる

こんにちは!よしてるです。

本日は3月6日(土)までFUMA Contemporary Tokyoで開催している、金巻芳俊さんの個展「空蝉センシビリティ-第 II 期-」に行ってきました!

この記事を読むとこんなことが分かります。

・「空蝉センシビリティ-第 II 期-」の模様がチェックできる
・コンセプトやタイトルを糸口に、作品を解釈する楽しみ方を知れる
・アーティストさんと直接お話できるのも、個展にいく価値のひとつ

全ての作品は紹介していませんが、どの作品も存在感があって細部まで観てしまうものばかりでした。会期中足を運べる方は是非直接観に行ってみてください!

第 I 期を観に行けなかった方や、金巻さんと作品のコンセプトについて知りたいという方はこちらにまとめてますので、参考にご覧ください。

金巻芳俊「空蝉センシビリティ-第 I 期-」|アーティストのストーリーやコンセプトを知って観るこんにちは!よしてるです。 今回は3月6日(土)までFUMA Contemporary Tokyoで開催している、金巻芳俊さんの個...

 

 

二次元から三次元になる作品を観る

前回の会期中に展示していた構想画の作品の彫刻作品が、今回展示されていました。

《復唱ジオメトリ》
2020
桂、楠(くすのき)
H83×30×30cm

5つの顔が重なり合った作品が立体になった作品。その手から、足から、服から、細部まで鑑賞したくなる作品でした。
構想画があるとはいえ、この重なり具合を1つの木から彫っていく空間把握をどうやっているのでしょう。
服の三角形の模様もひとつひとつ丁寧に彫られています。

タイトルを糸口に、作品を読み解く

作品名に入っている”ジオメトリ”とは直訳すると”幾何学、配置、配列、形状”という意味があります。幾何学模様という言葉があるように、同じ形のものを連続して組み合わせたようでした。

また、5つある少女の表情も気になるポイントでした。繰り返し同じことを訴えている(=復唱)ように見えます。

同じ方向を向いて、何度も、まっすぐに訴えることの大事さを受け取れたようでした。

等身大の作品の圧巻さ

《玉響カプリス》
2021
榧(かや)
H192×83×83cm

等身大の作品も1点展示していました。


あどけない表情がかわいらしい。
自分の顔と同じ大きさになると、作品の放つ迫力が違うように感じられます。

服のボタンや手のしわから作品制作の精密さが伝わってきます。


サインはジーパンのめくり上げたところに、こっそりと掘ってありました。靴底の線や編み込みもついつい見入ってしまいます。

心の多様性

秋の様相を感じるファッションで、20,30代の活発な女性のようでした。表情のひとつひとつに女性ならではの柔らかさと温かみがあり、「心の多様性」を感じることができます。

解釈の答えは人の数ほどあると思いますが、私が思うには、体力の分だけチャレンジ精神旺盛な女性の印象を受けました。

外見上はそのエネルギーゆえに周囲からは常に元気!という印象を与えている。けれど、心の中ではいろんな表情をしていて、隠している表情もきっとある

それを意識させてくれる作品でした。ちょっとしたしぐさから心の状態に気づき、配慮のできる自分であれるように、今後も精進していこうと思いました。

アーティストさんと直接話せるのも、個展の魅力


《輪唱ジオメトリ》
2020
檜(ひのき)
75×25.5×25.5cm

現代アート&個展の良いところは、アーティストさんと直接コミュニケーションが取れることです。
今回、たまたま金巻さんが在廊されていて、直接お話を伺うことができました!

かなり初歩的な質問なのかもしれませんが、個人的に気になっていた「今回の個展で男性ではなく女性の彫刻を選んでいる理由」を伺ってみました。

作品のシリーズによって明確に分けているわけではなく、アンビバレンスというコンセプトの中では女性の方が温かみや表情の豊かさを表現しやすいということでした。

確かに、男性の表情は少々硬く見えがちで、個展全体の雰囲気も重くなってしまいそうな気がして、女性だから伝わる表現があるなと感じました。

他にもお話を伺うことができて、今日来れて良かったなぁと感じました。

決してそこで得られた回答が作品解釈の正解ということではありませんが、そういうことを考えながら日々制作をされているんだと、理解が深まる時間になりました。

お話伺えてとても良い時間になりました。

終わりに

今回たまたまではありますが、金巻さんとお話することができ、作品への理解を深めることができました。
芸能人とは違って、在廊されていたら年代関係なくアーティストさんとお話できるのが個展の魅力だなと改めて感じました。

今回の記事を見て気になった方は、個展にも足を運んでみてください。

個展情報

展覧会名空蝉センシビリティ
会場FUMA Contemporary Tokyo | BUNKYO ART
会期Ⅰ: 2月6日(土)- 2月17日(水)版画・ドローイング作品
Ⅱ: 2月20日(土)- 3月6日(土)木彫作品
開廊時間12:00〜19:00 ※月曜・日曜・祝祭日休館
観覧料無料
サイトhttp://www.bunkyo-art.co.jp/
金巻芳俊さんSNStwitter(@kanemaki44104)Instagram(@gold44104)

Photo by よしてる ( FUJIFILM XT2 )

ABOUT ME
よしてる
東京でアート巡りををしながら「アートの割り切れない楽しさ」を探究している理系男子です。会社員をしながら、週末アートウォッチをしています。 2021年から無理のない範囲でアート作品の購入も始めました。 好きな動物はうずら。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA