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アート鑑賞を言語化してみる|It’s gonna be AWESOME!!

Artglorieux(アールグロリュー)さんで開催された展覧会「It’s gonna be AWESOME!!」をご紹介します!

今回はさらに「アート鑑賞を言語化してみる」をテーマに展覧会鑑賞をしていこうと思います。

この記事を読むことで、こんなことが分かります。

・アート鑑賞の言語化とはこんな感じでいいんだということ
・言語化することで、感覚的な良さが「なんで良かったのか」が具体的に見えてくる

では早速、展覧会を見ていきましょう!

「It’s gonna be AWESOME!!」とは

銀座シックス内にあるギャラリー「Artglorieux(アールグロリュー)」で2月下旬~3月上旬にかけて開催された、7名のアーティストが参加する展覧会です。

現在インスタグラムなどのデジタルメディアで人気沸騰中である国内外の若手アーティストたちの作品を厳選した内容となっていました。

作品は抽選で購入することもできる形で、アーティストそれぞれのルーツやパーソナリティに、漫画・アニメなどの様々なサブカルチャーやポップアートの影響を融合した作品が展示されていました。

参考:Artglorieux Exhibitions

アート鑑賞の感想を言語化してみる

今回は鑑賞したアート作品を鑑賞して何を感じたのか、何が良かったのかを言語化しながら鑑賞してみます。

いくつか作品が展示してありましたが、今回は僕が「この感じ好きだなぁ」と感じた3名の作品をご紹介させていただきます。

樋口新さん《パンサー》

《パンサー》
53×45.5cm
高知麻紙 岩絵具、アクリル

樋口さんは三重県生まれのアーティストさんです。

”麻”と”岩絵具”と聞くと、池永康晟さんを思い出してしまう自分がいます。

ポップな配色のカメレオンの顔を描いた作品。
大きな点と小さな点がいくつも並んでいて、そのひとつひとつの異なる色は、まるで躍動しているようです。

樋口さん曰く、”状況によって色が変化するカメレオンは、人間の複雑な感情の象徴と考えることもでき”るようです。

表情には見せなくても、感情は毎秒変化していることを表現しているようでした。

日本は特に、相手の空気を読む文化があります。
相手の空気に合わせて自分の感情は表情にまではださない、けれどその感情(=色)は消えずに身体に流れていて消化されたわけではない、そんなことを言われているようです。
コミュニケーションを通して感情は出してあげた方がいいなと感じました。

多彩なのにまとまっている、不思議な絵画です。

Yokさん《Everthing’s Fine》

《Everthing’s Fine》
2021年
60×60
アクリル、キャンバス

Yokさんはフィリピン生まれのアーティストさんです。
極端に簡潔に描いていることで、美術が豪華絢爛でなければいけないという概念を取り除いているようでした。

それは、人生においても同じことが言えるのかもしれません。

簡略化された謎のキャラクターが描かれた作品です。
燃えている姿は明らかに焦るべき状況に見えますが、燃えている当事者は穏やかな笑顔で佇んています。

それは雨(?)が降っているから、「どうせ消えるから大丈夫」と言っているのかもしれません。

自分にとって焦るべき状況も、捉え方次第で冷静に対処できるのではと、つい考えた作品でした。

巻田はるかさん《夏の星》

《夏の星》
2021年
45.7cm×60.6cm
和紙、岩絵具、水千絵具、胡粉、パネル

巻田はるかさんは京都府生まれのアーティストさんです。

日本髪の女の子をモチーフに、「かわいいこと」「こわいこと」をテーマに作品を発表しています。
日本の浮世絵や美人画の影響を受けつつ、漫画やアニメ、ネットといった現代の色も取り入れています。

金色の背景に青髪のセーラ服姿の女性が横切っている様子が、現代の美人画みたいです。
奈良時代に伝わったというアサガオの花は薄い青色だったそうです。

そんなことも想像しながら見ると、古き良きを感じつつも現代の女性のかわいさも同じ美人画の土俵でみられて良いものと言われているようでした。

キリっとしている感じが好きな作品でした。

まとめ|感覚の言語化で思考の整理ができる

現代アートの良さは、現代に生まれている作品だから、自分の人生と照らして楽しみやすいということだなと感じました。

明らかに時代背景の違う作品(西洋美術など)と対峙したときには、現代とは異なりすぎて受け取り切れない部分も出てきてしまいます。

その点、現代アートは「自分自身のストーリーと照らし合わせて言語化してみる」楽しみ方もでます。

美術史を知っていた方がより深い楽しみ方もできますが、知識がないからこそ楽しめる領域もあるはずです。
あなたにとっての鑑賞した「良さ」の言語化は、どのようになりましたか?

他にも印象的な作品があったので、機会あればまたご紹介できればと思います。

展覧会情報

展覧会名It’s gonna be AWESOME!!
会場Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリー オブ トーキョー)
会期2021年2月26日(金)~3月3日(水)
サイトhttps://artglorieux.jp/exhibitions/2021/its-gonna-be-awesome.html
樋口新さん情報HP:https://www.yodgallery.com/copy-of-en-artist-higuchi-1
Yokさん情報Instagram:@yokjoaquin
巻田はるかさん情報twitter:@0haru
Instagram:@makitaharuka

 

ABOUT ME
よしてる
東京でアート巡りををしながら「アートの割り切れない楽しさ」を探究している理系男子です。会社員をしながら、週末アートウォッチをしています。 2021年から無理のない範囲でアート作品の購入も始めました。 好きな動物はうずら。

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