ギャラリー
PR

六本木アートナイトグループ展(ドラえもんと発信する日本のアート)

よしてる
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

国民的漫画キャラクター“ドラえもん”とアートがコラボした作品を鑑賞してきました。今回は港区元麻布にある「Kaikai Kiki Gallery」にて開催した「六本木アートナイトグループ展」の模様をレポートします。

要点だけ知りたい人へ

まずは要点をピックアップ!

要点
  • 六本木アートナイトグループ展とは、「六本木アートナイト2022」開催を祝してカイカイキキギャラリーで同時開催される展覧会です。
  • 国民的キャラクターであるドラえもんをモチーフに、総勢14名のアーティストとコラボしたアート作品が展示されました。

今回は展示作品のうち9名のアーティストの作品をご紹介します。それでは、要点の内容を詳しく見ていきましょう!

「六本木アートナイトグループ展」とは?

六本木アートナイトグループ展とは、「六本木アートナイト2022」開催を祝して、カイカイキキギャラリーで同時開催される展覧会です。

「20世紀、日本が生んだ最大のポップアイコン」と称される国民的キャラクター“ドラえもん”をモチーフに、総勢14名のアーティストとコラボしたアート作品が展示されています。

六本木アートナイトは3年ぶりの開催

六本木アートナイトとは、2009年から六本木周辺で開催されているアートイベントです。“出会い”をテーマに、六本木の街全体を美術館に見立ててさまざまな作品を展開し、夜を徹して楽しむ「アートの饗宴(きょうえん)」と呼ばれています。

また、イベントには、

  • 生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案
  • 大都市・東京のまちづくりの先駆的なモデル創出
  • クリエイティブに発想することの喜びと楽しさを広く世界に伝える機会

になるようにとの願いが込められた一面もあるそうです。

2020年、2021年はコロナ禍によりリアル開催が延期となっていたため、今回の開催は3年ぶりとなります。パンデミック3年目という状況もあり、感染対策の観点から今回は夜通し開催ではなくなっています。

ちなみに、六本木アートナイトはもともと、2002年からパリで一夜限り開催されている終夜のアートイベント「ニュイ・ブランシュ(Nuit Blanche:フランス語で白夜祭、徹夜するの意)」をモデルに始まったイベントです。夜という開催時間の特殊さはここからきているそうです。

展示作品を鑑賞

展示会場には総勢14名のアーティストによるドラえもんとのコラボ作品が展示されていました。六本木アートナイト2022で展開されているドラえもんバルーン作品の元となったマケット(「模型」にあたるものを指す美術用語)のほか、アーティストそれぞれの作品世界にドラえもんを落とし込んだ作品も展示しています。

今回はいくつかの作品をピックアップしてご紹介します。もちろん展示作品全て素敵なので、全貌は現地でお楽しみください。

Kaikai Kiki Gallery所属アーティストの作品

村上隆

まずは六本木アートナイト2022のメインプログラムアーティストも務める村上隆さんの作品から鑑賞していきます。

©2022 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

六本木アートナイトでも最大級の高さ10メートルのバルーンとなるドラえもんのマケットです。身体には村上隆さんの代表作《お花》が広がり、ドラえもんの名シーンが随所にあしらわれています。まるで思春期に体験する喜怒哀楽が敷き詰められているようです。

後ろにはどこでもドアが大きく描かれています。思春期の頃の情景にどこでもドアが繋げてくれているようで、子供たちの素直な夢や欲求を叶える楽しさを伝えているようでした。

©2022 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
©MADSAKI/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

MADSAKI(マッドサキ)さんの描くお花たちをバックに描かれたおすわりドラえもん。ドラえもんの身体にはキャラクターが泣いたり笑ったりしていている姿が描かれています。

国民的な漫画のキャラクターが大々的にアートの中に登場していることが、日本のアートは漫画であると訴えているようでもあるなと感じました。

村上隆 とは?

村上隆(むらかみ たかし)さんは1962年生まれ、東京出身のアーティストです。1993年に東京藝術大学大学院 美術研究科博士後期課程を修了されています。

日本のオタク文化と江戸の大衆文化を融合した「スーパーフラット」という理論を世界に発信した発案者でもあります。その作品群は一言では言い表せませんが、例えば、日本の浮世絵などの伝統芸術から平面性を取り出し、それをオタク文化のひとつであるアニメの平面性とつなげた作品などを発表しています。

こうした作品を通して、「これまでの西洋のハイカルチャー(美術)とサブカルチャーの“格の違い”がなくなるのが世界の文化の未来の姿である」とし、グローバル化が進むアート・シーンに日本固有の言説を確立しました。

他展示での村上隆さん作品はこちら

Mr.

©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

夕焼けのような色彩をしたポップなドラえもんにステッカーでデコったようになっているマケットは、Mr.さんにより制作されたものです。表情部分が特にカラフルで、目は片方が虹色、もう片方が宇宙のようにも見える黒色で描かれています。

後ろには大山のぶ代さんがドラえもんの声優を務めていた頃のアニメ版ドラえもんのワンシーンが描かれています。

©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

ステッカーを無作為に貼ったかのような、カオスな描き込みによって制作された作品。よく見ると、ドラえもんのお馴染みのキャラクターたちと、ひみつ道具が描かれています。

また、Mr.さんの描くお馴染みの少女のモチーフも描かれていました。

“かわいい”とのコラボレーションを観ていると、萌えのようなオタク文化とは違って、ドラえもんは子供にとっての親しみやすさに重点を置かれているキャラクターなのかなと感じました。直線やマルでなるべくシンプルにデフォルメされたキャラクターにしているのも、親近感の湧くアイコンになるようにする工夫なのではとも考えながら観ていました。

Mr. とは?

Mr.(みすたー)さんは1969年生まれ、キューバ出身のアーティストです。1996年に創形美術学校を卒業し、村上隆さんの一番弟子として20年以上共に歩んでいます。

今でこそ日本のオタク文化は世界にも認められていますが、当時まだアートの対象と認知されていなかったアニメやマンガ、ゲームなどの“かわいい”キャラクターを現代アートで表現した先駆者がMr.さんです。

作品は主に、かわいい少女をアニメ風、ゲームキャラクター風をアナログで描いています。ちなみに、今回のドラえもんの作品を描くために、膨大な量のマンガやアニメのDVDを見直したそうです。

タカノ綾

©Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

タカノ綾さんのドラえもんマケットには、マンガのように所々に吹き出しのセリフが描かれているのが特徴的でした。「ドラえもんはロボットなんかじゃない。友達だ!」というセリフは、ヒエラルキーのない世界観を象徴した言葉にも感じます。

また、全体的には宇宙空間が描かれていて、ヒトや友達、石、星、皆が等しく漂うことを楽しんでいるようです。世界中の人が等しく六本木アートナイトを楽しめますようにというメッセージが隠れているのかなと、考えながらの鑑賞となりました。

©Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

タカノ綾さんの実家をモデルに作家自身の思い出と絡めて描いたという作品。服の色がどことなくドラミちゃんにも見えてきます。

ドラえもんのコミックを手に色っぽく微笑んでいる姿は、社会の出来事とは無関係に、興味の赴くままに生活を楽しむ姿が映し出されているようです。ドラミちゃんやどら焼きのタトゥーも可愛らしいさを際立たせていました。

タカノ綾 とは?

タカノ綾(たかの あや)さんは1976年生まれ、埼玉県出身のアーティストです。2000年に多摩美術大学芸術学部を卒業されています。

日本の漫画や国内外の小説、神話の世界観などから受けるインスピレーションを源に、独特のイマジネーション世界を創造した作品を制作しています。幼い頃からSFファンという影響もあってか、地球の重力や論理的な事象を無視した世界観が多く描かれています。また、作品の中に登場する少女や生き物たちの間にはヒエラルキーが無いようにも見え、まるで柔らかなもので文明をつなぐような、理想的な世界を描いているようです。

絵画作品の他にもコミック制作もされていたりと、幅広く活動されている一面もあります。

青島千穂

©Chiho Aoshima/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

青島千穂さんのドラえもんマケットは淡い印象で描かれていて、蓮の花や清らかな水から、個人的には極楽浄土を連想していました。

“汚れた世の中や煩悩にそまらず清らかである”という意味の「泥中の蓮」ということわざがあるように、蓮の咲く空間は鮮やかな生命力溢れているようです。生と死の境界をソフトタッチで描いているようでした。

©Chiho Aoshima/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved

ハート型の和紙に描かれたドラえもん。まつ毛を生やしていて、ピンク色の猫耳カチューシャをつけているようで、どこか女の子っぽさを感じます。

ここまで観てきて、アーティストによってドラえもんの表情が変化するのが面白いですね。

青島千穂 とは?

青島千穂(あおしま ちほ)さんは1974年生まれ、東京出身のアーティストです。1995年に法政大学経済学部を卒業されています。

AdobeのIllustratorで描いた絵画を大きく出力した作品でデビューし、そこから和紙を支持体としたドローイング作品や、手で土を捏ねて造形し、呉須(ごす)で絵付けしたセラミック作品などを制作しています。

作品は一貫して生死の境界を描き、日本的な妖怪と墓場の亡霊、つまり、異界との対話がメインであり、極めてパーソナルな心象風景に集中しています。そう聞くと怖そうなイメージを持ちますが、可愛らしいキャラクターも登場したりと、柔らかなタッチで鑑賞者を作品世界に惹きこんでくれます。

くらやえみ

©Emi Kuraya/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

特徴的な淡いグレーがかった風景に、物語を感じるドラえもんと少女のワンシーンが描かれています。ドラえもんと少女の思い出が描かれているような、絵日記を観ているような懐かしい感覚になります。

個人的には白猫のミーちゃんを前に顔を赤くするドラえもんを勇気づけているような少女との一コマが、思春期の良い思い出のようで心くすぐられる感覚になりました。背景もマケットの形に合わせて立体感のある見た目で描かれていて印象的でした。

©Emi Kuraya/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

こちらも特徴的な淡い風景が印象的な作品。くらやえみさんの作品世界にドラえもんがいると、より可愛らしい世界観になるなと感じます。

おそらく、ドラえもんのタイムマシンに乗って来たのでしょう。少女が時空を超えて降り立っているワンシーンが描かれているようです。何気なく過ぎてしまったある日の重要さに気づき、再訪してみているような場面で、少女の笑顔がまるで冒険心によるワクワクからきているようでした。

くらやえみ とは?

くらやえみさんは1995年生まれ、神奈川県出身のアーティストです。多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業されています。

作品ではアニメキャラクターのような少女をモチーフに描いています。くらやえみさんにとって少女を描くという行為は、“日々感じた事や目にしたものを日記に書き留めるような行為で、ひとりの少女の中に彼女が見てきた様々な人物やイメージが集合体となって現れている”そうです。

一見するとアニメ絵のように見えるモチーフですが、実際は作品はアニメ文脈とは縁が遠く、例えばプライベートの写真の人物をアニメキャラクターっぽくするといった、パーソナルな自分史を描いているそうです。

ゲストアーティストによる作品

村田森

©Shin Murata/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. ©Fujiko-Pro

展示作品の中では唯一、陶器でできた作品でした。綺麗な青色が印象的です。

作品を観るといくつかのモチーフが描かれており、おそらく中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣といわれている青龍(せいりゅう)、白虎(びゃっこ)、朱雀(すざく)、玄武(げんぶ)が描かれているのではと思います。

ドラえもんが邪気を払い、よりよい環境を整えるための置物のようにも見える、素敵な造形の作品でした。

©Shin Murata/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

陶器の大皿に描かれた、笑顔のドラえもんがとても可愛らしいです。青く塗られた部分をよく見ると、うっすらと鳳凰のような鳥が描かれていることにも気づけます。

また、背面にはドラえもんの背中も描かれているようでした。

村田森 とは?

村田森(むらた しん)さんは1970年生まれ、京都府出身の陶芸作家です。1993年に京都精華大学陶芸科を卒業、翌年には同研究科を卒業されています。その後、荒木義隆さんに師事した後に独立し、作品制作をしています。

料理とうつわの究極の調和を求めて、2020年に陶芸術や書、絵などを展示、販売する陶芸店「となりの村田」を、村田扶佐子夫人、村上隆さんとで京都に立ち上げ、制作活動をしています。

カシン・ローン(Kasing Lung)

©Kasing Lung ©Fujiko-Pro

カシン・ローンさんのドラえもんマケットはキバをはやし、目が大きく描かれています。そんな特徴から、ウサギの耳を持つLabubu(ラブブ)というキャラクターがドラえもんにばけて遊んでいるような、無邪気な雰囲気を感じます。

横にはドラえもんのことを差しているであろう、“CAT FROM THE FUTURE!(未来から来たネコ!)”という文字も描かれています。東南アジアを中心に世界的に人気なキャラクターThe Monsters(ザ・モンスターズ)と日本の国民的キャラクタードラえもんのコラボのようで、お互いの愛嬌がうまく掛け合わさっていました。

©Kasing Lung

ドローイング作品も4点展示していました。こちらはそのうちの1点になります。

ドラえもんがカシン・ローンさんの描く世界観に溶け込んでいます。右上にいるキャラクターは恐竜の尻尾を持つ「Zimomo(ジモモ)」というキャラクターです。雷を起こしてドラえもんを照らしているようでした。

また、背景にはビル群のような四角いものやコロナウイルスを彷彿とさせる球体の集合したものが描かれているように見えます。もしかしたら、コロナ禍の影響も反映されているのかもしれません。それも、ドラえもんがなんとかしてくれたらいいなと、無邪気な微笑みを観ながら思ったりしました。

カシン・ローン とは?

カシン・ローン(Kasing Lung/龍家昇)さんは1972年生まれ、香港出身の子供向け本のイラストレーター、アーティストです。Labubu(ラブブ)をはじめとした「The Monsters(ザ・モンスターズ)」シリーズのキャラクターの生みの親として世界的に有名です。

「ザ・モンスターズ」シリーズのフィギュアは300体以上制作され、中国本土、香港、台湾、日本、東南アジアのフィギュアコレクターに広く愛されています。

2016年以降は、今回展示していたようなペインティングとドローイングアートに集中し作品制作をされています。2022年5月には本展覧会の会場で「−+」という個展も開催していました

他展示でのカシン・ローンさん作品はこちら

T9G(タクジ)

©T9G ©Fujiko-Pro

T9Gさんのマケットは半身だけ描かれていて、ナカザワショーコさんのマケットと組み合わせてひとつの作品となる形で展示されていました。

正面から観るとサビのような汚れが描かれ、反対側にはT9Gさんオリジナル怪獣とコラボしたドラえもんの姿が観れます。ドラえもんのひみつ道具「通りぬけフープ」を使って、キャラクターたちが戯れているようでした。

©T9G

油絵の展示は2点ありましたが、そのうちの1点がこちらの作品です。ドラえもんがT9Gさんの世界観に落とし込まれていて、特撮怪獣のような雰囲気を醸し出しています。ドールアイのような4つ目も特徴的です。

ピンク色の背景もよく観るとキャラクターがたくさん描かれています。例えば、ドーナッツのようなお菓子の上にネズミが乗っていたり、ドラえもんの尻尾に怪獣が噛みつこうとしていたりと、怪獣の怖さの中に遊び心が潜んでいます。

T9G とは?

T9G(タクジ)さんは東京在住の造形作家・アーティストです。

トイフィギュアの造形などを数多く手がけていて、オリジナル怪獣の「RANGEAS(ランジアス)」をはじめとした、独特な世界観を具現化した立体造形作品を生み出しています。

作品は昭和の時代をテーマとしているそうで、特撮怪獣の独特な着ぐるみ感やリアルな質感がどこか懐かしく感じるのも、そのためかもしれません。

2018年に現代美術としての作品制作をスタートし、主軸の立体造形に加え、自身の過去をテーマにした油彩画にも取り組んでいます。

ナカザワショーコ

©Shoko Nakazawa ©Fujiko-Pro

ナカザワショーコさんのマケットも半身だけ描かれていて、T9Gさんのマケットと組み合わせることでひとつの作品となるように制作されています。

深い森のような雰囲気のある風景のなかに、サンショウウオをモチーフにしたオリジナルキャラクター「バイロン」が描かれています。暗めな雰囲気の中でドラえもんにスポットライトが当たっているようでした。何かに捕まっているのか、苦しそうな表情をしているのが気になる作品です。

©Shoko Nakazawa

油絵の作品の方は、全体的に明るい雰囲気を感じる作品となっていました。こちらもバイロンが描かれていて、ドラえもんの四次元ポケットに収まっている姿も可愛らしいです。

壁を突き破った向こう側の世界のように描かれていて、絵本のような柔らかな景色から、心の中の情景が映し出されているようにも見えます。そこではどこでもドアを境に朝と夜の世界で分かれているようで、住む地域や時間の制約なく、会いたいときに会えることの幸せが表現されているようでした。

ナカザワショーコ とは?

ナカザワショーコさんは1972年生まれ、東京在住の造形作家・アーティストです。

幼少期より昆虫、生物、怪獣に多大な影響を受けながら育ち、グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、近年はサンショウウオをモチーフにしたソフビ怪獣制作や、2021年からは絵画制作をされています。

ソフビ怪獣では「バイロン」「シードラス」「トッケ」など、愛らしいオリジナルのキャラクターたちを生み出しています。

他展示でのナカザワショーコさん作品はこちら

村上隆さんによるガイドツアーも

村上隆さんのInstagramでは、会期直前のガイドツアー的な作品紹介を見ることができます。ガイドは海外向けにしているので基本的に英語での紹介ですが、動画による説明は作品をいろんな角度からチェックできます。

現地に行けない方はこちらから作品鑑賞を楽しんでみるのもおすすめです。

まとめ

今回は六本木アートナイトグループ展の模様をレポートしました。多様なドラえもんの表情が見れると同時に、アーティストの作品世界に入り込んだドラえもんも楽しむことができました。

ドラえもんを作品世界に落とし込むアーティストの凄さはもちろん、どんな表現の変化にも応えるドラえもんのアイコンとしての力も印象に残る展覧会でした。

六本木アートナイト2022の会期中に街を彩るアートと一緒に、ギャラリーでのアート鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

展示会情報

展覧会名六本木アートナイトグループ展
会場Kaikai Kiki Gallery(Instagram:@kaikaikikigallery
東京都港区元麻布2丁目3−30 クレストビル B1F
会期2022年9月9日(金)〜9月24日(土)
※閉館日:9月11日(日)、12日(月)、23日(金祝)
※レセプション:9月17日(土)18:00〜
開廊時間11:00〜19:00
サイトhttps://gallery-kaikaikiki.com/
観覧料無料
作家情報■Kaikai Kiki Gallery所属アーティスト
村上隆さん|Instagram:@takashipom
Mr.さん|Instagram:@misteryanen
タカノ綾さん|Instagram:@takano.aya
青島千穂さん|Instagram:@chiho_aoshima
MADSAKIさん|Instagram:@madsaki
TENGAoneさん|Instagram:@tengaone
obさん|Instagram:@ob0o0
くらやえみさん|Instagram:@emikuraya
大谷工作室さん|Instagram:@ota539

■ゲストアーティスト
村田森さん|Instagram:@tonari_no_murata
カシン・ローン(Kasing Lung)さん|Instagram:@kasinglung
T9G(タクジ)さん|Instagram:@xt9gx
ナカザワショーコさん|Instagram:@shokonakazawa
細川雄太(READYMADE・©SAINT M××××××)さん|Instagram:@readymade_official

関連リンク

(参考)ニュイ・ブランシュ2022|Nuit Blanche – City of Toronto(トロントHP)

関連書籍

※サムネイル画像は撮影画像を元にCanvaで編集したものを使用しています。

最新情報はInstagramをチェック!

ABOUT ME
よしてる
1993年生まれの会社員。東京を拠点に展覧会を巡りながら「アートの割り切れない楽しさ」をブログで探究してます。2021年から無理のない範囲でアート購入もスタート、コレクション数は25点ほど(2023年11月時点)。
アート数奇は月間1.2万PV(2023年10月時点)。
好きな動物はうずら。
記事URLをコピーしました